こんにちは!スモモも桃も、もぱんです!
今回は、もぱんもポートフォリオの数%に含めている「金投資のメリット・デメリット」
を解説します。
「金投資しようか迷っている人」に見てもらえればと思います。
「既に金投資している人も復習」としてご覧ください。
金投資のメリット:他の資産に対するリスクヘッジ(保険)の役割
希少性(埋蔵量が限られている)
「GFMS_Gold_Survey_2019」よりデータ引用
金は、約半分がアクセサリーなどの宝飾品として存在し、その他は資産として保有されています。
今まで採掘され、地上に存在する金の総量は約19.4万トンで、オリンピック用プール約4杯分です。
地中の埋蔵は約5.6万トンと言われていますので、
地球上に存在する金のあと22%しか採掘できない計算になります。
ものの量が限られているので、相対的に価値が高くなるのです。
「Barrick gold社の2019Q2 Results」より引用
また、年間採掘量の推定推移をみると、2022年をピークに徐々に減っていくことが分かります。
市場に供給される量が減っていけば、金の価値はますます高まることでしょう。
普遍性(自然界の物質と化学反応を示さない)
金は、ちょっとやそっとじゃ溶けてなくなりません。
「王水」と呼ばれる濃塩酸と濃硝酸を3:1で混合した特殊な溶液なら溶かすことができますが、
それ以外には溶けません。
(こんなのかけられたら、生物なら一貫の終わりですね(笑)
さらに、もしも溶けたとしても、また金として生まれ変わることができます。
これはつまり、富の保存に適するということです。
実物があるので、貨幣や株式のようにゼロになることはない
金は、貨幣や株式とは違って、実物があります。
その昔、「金本位制」という制度がありました。
これは金を通貨価値の基準とし、自国の通貨と金を一定比率で交換することを国が保証するという制度です。
つまり、本来ただの紙切れである紙幣の価値を裏付けるものとして、金が存在していたのです。
今は金本位制は廃止されていますが、歴史的に金そのものに「おかねの価値」がある、とみなされてきた証拠なのです。
また、貨幣は発行している国が崩壊すれば、価値がゼロになりますし、
株式も発行している株式会社が倒産すれば、価値がゼロになります。
しかし、金がそのような事態になることは、まず考えにくいでしょう。
金そのものの価値は、何千年も前から、人々が金には価値があると考えてきて、
今後もみんながそう考える限り、続きます。
世界情勢が不安定になると、価値が上がる
第一商品のHP「金チャートギャラリー」「過去5年間の金価格・金相場の推移」より引用、一部改変
上の図は、1976年から2018年までの金価格の推移に、
2018年~2021年3月までの推移を付け加えたものです。
こうしてみると、多くのショックや世界情勢の悪化時に金価格が上昇しているのが分かります。
金価格は、2000年からの約20年で約7倍、2006年からの15年で約3倍以上に上昇しています。
2020年3月のコロナショック後に金価格が上昇したのも、記憶に新しいですね!
他の資産と逆相関することが多い
「ピクテ投信HP」より引用
上の図をみると、金が米ドルや株式と逆の相関になっていることが分かります。
つまり、
米ドルや株式が上がる→金は下がる
「モーニングスターHP」より引用、改変
以上のことから、金を資産として保有することは、
・他の資産に対するリスクヘッジ(保険)の役割となる
金投資のデメリット
利息や配当を生まない(持っているだけでは、お金を生まない)
金は、株式のように配当金や分配金がなく、金利もつきません。
そのため、ただ持っているだけでは、お金を生みません。=インカムゲインがない
金そのものの価値が上がって、売却したときに初めて資産が増えます=キャピタルゲインのみ
なので、他の資産と比べて、増やすことには長けていません。
あくまで、有事に備え、資産を減らさないようにするための「守りの資産」なのです。
手数料が高い
金現物の購入は、手数料が2,3%程度と、他の金融商品に比べて、やや高めです。
ETFやインデックスファンドなら0.3%未満は、たくさんあるため、かなり割高に感じてしまいます。
現物所有では、盗難・紛失のリスクがある
現物を、自分で保管しておくとすると、盗難や紛失のリスクがあります。
かといって、金庫に預けると、それまた手数料がかかってしまうのが、悩みどころです。
純金積み立てでは、現物を金融機関が保管してくれて、たとえば1kg以上の購入に
なったら、現物と交換してくれるサービスがあります。
また、自分で現物所有以外では、販売している金融機関が倒産した場合、現物が手元に来ない可能性も十分あります。
まとめ:金は守りの資産
金投資は、メリット・デメリットを踏まえて、ポートフォリオの5%程度までにしておく
のがいいかな、と思っています。
資産を増やすのにはあまり向いていないと思うので、多く持ちすぎても資産が増えずに
やきもきしちゃうかと思います。
若いうちは、リスクを多くとれることが多いので、年齢が上になってから、守りの資産として
ポートフォリオに組み入れてもいい気がします。
今日は、この辺で。他の記事もよかったら見てください。
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