a モルヒネ
b コデイン
c オキシコドン
d タペンタドール
e フェンタニル
答え)a b
がん疼痛コントロールに重要なオピオイドの問題。
過去には、モルヒネのレスキュー量を問う問題も出題された。
頭頸部癌治療と切っても切り離せない薬剤なので、しっかり勉強しておこう。
モルヒネの代謝物であるM3GとM6Gは腎臓から排泄されるため、腎機能障害患者では蓄積し、鎮静など副作用への対処が困難となる。
よって、腎機能障害患者にはモルヒネを使用しない方が望ましい。
コデインは、10%程度がモルヒネに変換され、さらにM3G、M6Gに変換されるため、腎機能障害患者にはコデインを使用しない方が望ましい。
オキシコドンの約6~19%が未変化体として尿中から排泄され、腎機能障害時において、血中オキシコドン濃度は上昇するため、注意が必要であるが、一般的には使用できる。
タペンタドールは、肝臓で代謝され、活性のない物質になる。血中濃度の上昇はほぼないため、腎機能障害患者に対して比較的安全に使用できる。
フェンタニルは、肝臓で代謝され、活性のない物質になる。臨床経験から腎機能障害患者に対して比較的安全に使用できる。
血中濃度の上昇はほぼないが、呼吸抑制などの副作用に注意する必要がある。
参考資料:特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 ガイドライン統括委員会 編「がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン(2020年版)」金原出版
多選択肢式予想問題集では、本問のような演習予想問題を多数揃えています!
- 各種、解剖や生理学を問う問題
- 過去に頻出されているテーマ
- 病理所見を問う問題
- CT/MRI所見や手術所見を問う問題
- 2021~2022年に出題された新傾向問題
- 数年以内に新しく承認された薬剤や治療法、診断基準で、今後出題が予想されるテーマ
- 2022年の出された最新のガイドラインを問う問題
- コロナ禍を意識した感染症/感染対策の問題
を多数取り揃えました。
多選択肢式で、それぞれがっつり100問、合計200問あります。
日頃の問題演習として利用してもよいですし、模試代わりに使ってもよいでしょう。
試験勉強は、過去問が第一ですが、2021、2022年には新傾向問題が多く出題されました。
新しい話題をほんの少し頭に入れておくだけで、合格率に差が出ますよ!
また、2022年版は受験者の約40%が利用していました。
2023年版はより多くの利用が見込まれます。
もしかしたら利用していない方が少数派になるかもしれませんね。
また、2023年記述式予想問題集も完成しました。
2023年記述式予想問題集【リベンジ受験者限定】4/7まで
https://mopan.booth.pm/items/4640106
合言葉「8787」を入力してください。pixiv IDが必要です。