発声や音声検査について、正しいものを1つ選べ。

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a 加齢により女性は声が高くなる傾向にある。

b 声帯麻痺では、平均呼気流率が低下する。

c 音響分析検査では、雑音成分が増加すると、H/N Ratioが低くなる。

d フォルマント周波数は、周波数の高いものから順に第1フォルマント周波数、第2フォルマント周波数と呼ばれる。

e 喉頭ストロボスコピーでは、声帯に硬化性病変が存在すると、粘膜波動が増幅する。











正答)c

a 加齢により女性は声帯が浮腫となり、声が低くなる傾向にある。男性は声帯萎縮により高くなる傾向。

b 声帯麻痺では、平均呼気流率が増加する。

c H/N Ratioは、harmonics-to-noise ratioであり、調波成分のエネルギーと雑音成分のエネルギー比をとった調波対雑音比のこと。
分母に雑音がきていることを知っていれば、雑音が大きくなるH/N Ratioは低下することは容易にわかる。

d フォルマント周波数は、周波数の低いものから順に第1フォルマント周波数、第2フォルマント周波数と呼ばれる。

e 喉頭ストロボスコピーでは、声帯に硬化性病変が存在すると、粘膜波動が減弱する。

上記の解説で、そもそも「平均呼気流率」、「H/N Ratio」、「フォルマント周波数」といった用語の意味が分からない方は、一からしっかり勉強する必要があります。

その場合、私の提供している講義動画

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を視聴してもらえれば、音声に関する検査や手術に関して理解することができます。

実際のファイバーで撮影した音声動画をふんだんに盛り込んで、分かりやすく解説しているので、ぜひご利用ください!