【2児の父が語る体験談あり】子育てがしんどい父親へ 対処法と気の持ち方

育児

 

今回は、2児の父であるもぱんが、実際の経験を元に、

・父親が感じる育児のしんどさ
・しんどい場面とその対処法・気の持ち方

について、綴っていこうと思います。

私は、大学病院での激務と育児の両立を限界まで頑張ってしまい、耐え切れず、ついには適応障害による抑うつ状態で、休職しました。

育児のしんどさも原因で心を病んでいます。そしてそれはまだ完治していません。

男性も産後うつがあることが知られるようになり、その割合は12%程度と報告されています。
(竹原健二:父親の産後うつ.ペリネイタルケア 39(10): 1060-1061, 2020.より引用)

同じように、育児に積極的に関わろうとするがゆえに、しんどさを感じてしまっている方に読んでほしいと思います。

私が考える育児で父親がしんどい理由は以下の通りです。

・労働時間が長い日本において、父親は、平日のわずかな時間と土日の休日で、家事や育児に関わらなければならない
・妻よりも家事や育児に関わっていない自分が、育児がしんどい、とは到底言い出せない
・周囲に愚痴や相談できる人が少ない
・仕事も育児も両方頑張ろうとする人ほど、しんどい

父親が感じる育児のしんどさ

育児における父親のしんどさ

近年は、一昔前に比べて、家事や育児に積極的にかかわっていく父親が増えていると思います。

それでも、社会全体では、まだまだ「育児は母親の仕事」という価値観が、主に昭和世代の方々を中心に多いようです。

2020年博報堂生活総研「生活定点」調査では、

夫婦間での現実の役割分担[既婚者]という質問に「妻は家庭内の役割を、夫は家庭外での役割を担っている」と答えた人の割合が、50代では69.4%だったのに対して、20代では44.4%でした。

仕事の上司が、

育児は妻に任せとけばいいから、お前は仕事を頑張れ!

という考えの人では、家庭を顧みることが難しくなります。

 

そんな中、現在の子育て世代では、男性は今まで通り、仕事をして稼ぐことを求められつつ、家事や育児に積極的にかかわっていくことを求められています。

日本は、他の国に比べて、労働時間が長いことで有名です。

夜遅くまで残業・仕事をして、帰ってから寝るまでの時間は少ししかありません。

休日出勤がある職種も多いでしょう。

父親は、平日のわずかな時間(数時間程度)と土日の休日で、家事や育児に関わっていかなければなりません。

正直、たくさん関わりたくても関われないのが、現状ではないでしょうか。

それに仕事以外の時間を全て家事や育児に使うのは、実質的に不可能です。

なぜなら、休む時間ストレス発散する時間が人間には必要だからです。

私も、大学病院での勤務では、9時過ぎに帰るのが当たり前、当直で帰宅しない日や長時間手術で深夜に帰ることも珍しくありません。

休日も日当直や勉強会、学会、論文執筆など、多くの時間を仕事に取られていました。

多くの時間を仕事に取られている中、それ以外の時間で家事・育児をするのは、ホントにしんどいんです。

仕事がない土日くらい休みたいと思うのが、人間の心情です。

しかし、ホントにしんどいのは、以下のことがあるからだと思います。

それは、妻(子供の母親)は自分以上にもっと家事や育児でしんどい・大変な思いをして、自分以上に休めていないことを知っている、ということです。

自分が仕事でいない時は、当然妻が家事や育児をしてくれています。

すぐ近くに実家がある、親と同居している、という環境でなければ、自分がいない間は、実質ワンオペ育児です。

特に言葉も喋れない赤ちゃんの時期は、一日中言葉の通じない生き物と対峙しなければなりません。

自分の思い通りに家事が進まないことも間々あります。

そして、目を離せばどこかに頭でもぶつけて死んでしまうかもしれない、という思いに駆られています。

ひと時も目を離せないのです。

そのことを理解のある父親であればあるほど、よく分かっています

それゆえに、妻よりも家事や育児に関わっていない自分が、育児がしんどい、とは到底言い出せないのです。

「育児がしんどい」と妻に言おうものなら

あんたなんか、全然家事も育児もしてないじゃない!!

私がどれだけ大変な思いしてるのか分かってんの?!

と非難ごうごう、間違いなしです。

 

そんな辛い思いを心に秘めて、さらに周囲に相談できない状態ならば、確実に心は蝕まれていきます。

職場の上司は昭和の価値観、メディアをみれば「イクメン」がもてはやされている。どんどん板挟みにあっていきます。

母親と違い、父親は「ママ友」ならぬ「パパ友」を作りにくいと思います。

だって、ずっと仕事して、他は家事と育児してるんだから、そんなの作りようがないです。

意識して積極的に、育児の愚痴を言い合える「パパ友」を作りに行かなければ、厳しいと思います。

私は、職場の少し上の先輩に理解のある方がいたので、愚痴を言わせてもらったり相談に乗ってもらったりしていましたが、いろんなことが重なり、うつになるのは避けられませんでした。

ただ、全く相談できない状況だったら、もっと早く病んでいたと思います。

おそらく、仕事1本に集中!悪いけど、家事と育児は全部妻にお任せ!であれば、うつにはなっていなかったと感じています。

仕事も育児も両方一生懸命、真面目に頑張ろうとして精神が破綻してしまったのです。

仕事も育児も両方頑張ろうとする人ほど、しんどさは強くなっていくと思います。

【育児で父親がしんどい理由】
・労働時間が長い日本において、父親は、平日のわずかな時間と土日の休日で、家事や育児に関わらなければならない
・妻よりも家事や育児に関わっていない自分が、育児がしんどい、とは到底言い出せない
・周囲に愚痴や相談できる人が少ない
・仕事も育児も両方頑張ろうとする人ほど、しんどい

しんどい場面とその対処法・気の持ち方

しんどい場面とその対処法・気の持ち方

これから解説する項目は、父親だけではなく、母親も同じようにしんどいと感じる場面ばかりです。

赤ちゃんがなぜ泣いているのか分からない

言葉が喋れない赤ちゃんの場合、泣くことで自分の意思を表現します。

何かあって言いたいことがあるときには、全部「泣く」で表すので、すぐに何をしてほしいのかが分りかねます。

以下に、泣いている理由を列挙するので、まずその理由に当てはまっていないか、チェックしてみましょう。

・抱っこしてほしい
・パパじゃなくてママがいい
・おむつをかえてほしい
・お腹が空いている、おっぱいが飲みたい
・痛い、かゆい、暑い・寒い、まぶしい、うるさいなどの不快がある
・ただ眠くてぐずっている
痛い、かゆいの場合、どこか皮膚に傷がないか、湿疹がないか、服のタグ等で皮膚がすれていないかチェックしましょう。

 

暑い・寒い、まぶしい、うるさいの場合、周りの環境を調整する必要がありますので、室内の温度・湿度、明るさや騒音をチェックしましょう。

 

上記のいずれでもない場合、

 

とにかく泣きたい気分だから、泣いている

 

ということも結構あります。

 

赤ちゃんは、泣くことでストレスを発散している、とも言われています。

 

その場合は、抱っこしてよしよししながら、ひたすら泣き止むのを待つしかありません。

 

赤ちゃんの泣き声が嫌、もうずっと聞いているとノイローゼになりそう

という方は、耳栓をしたり、イヤホンで音楽を聴くことをお勧めします。

泣き声が小さくなるだけでも、精神的には少し良くなりますよ。

言葉が喋れない0,1歳児:何を言ってるか分からず、困惑

言葉が喋れない赤ちゃんの場合、泣きはしないものの、「あっ、あっ」と何か言いたげな時も、何がしたいのか分かりません。

喋れないけど、言葉を聞いてある程度理解できる1歳台であれば、こちらから

「○○とってほしいの?」「お水が飲みたいの?」

YES/NOクエッションをしてあげると、うなづいたり、首を振ったりする場合があります。

しかしながら、YES/NOだけだと、正解にたどり着くのにすごく時間がかかるので、ストレスです。

単純な繰り返し遊びが退屈

小さい子供は、ひたすら積み木を積み上げたり、ボールを箱に入れては出したりする、といった単純な繰り返し遊びが好きです。

大人からみると、数回やっただけで飽きてしまう遊びですが、子供にとっては、同じようにみえても、

毎回少しずつ工夫していたりして、実は新鮮さがあるそうです。

自分が単純な繰り返し遊びに飽きてしまった場合の対処法を解説します。

自分の手は動かしながらも、頭の中では別のことを考える

これは私はよくやってます。最近だと、主にブログの構成や次に書こうと思ってるテーマのことをぐるぐる頭の中で考えて、整理してますね。

子供が遊んでいるのをただ見ている

自分が手を動かさなくても、子供が遊んでいるのをただいているだけでもOKなことがあります。

子供にとっては、親が近くにいて見てくれているだけでも、一緒に遊んでもらっていると感じるようです。

自分が面白いと思える別の遊びに誘導する

単純な繰り返し遊びが退屈なら、自分が面白いと思える遊びに変えちゃいましょう!

どうせ一緒に遊ぶなら自分も面白い、楽しいと思って遊ぶ方がいいですよね。

子供にとっては、何で遊ぶか、よりも親が一緒に遊んでくれている、ことの方が重要なので、うまく別の遊びに誘導してしまいましょう!

体力を使う遊びを連続で求められる

うちの子の場合は、「高い高い」や「飛行機(子供を水平に抱きかかえてそのまま走る)」、追いかけっこ、おんぶして走り回るなど

結構こちら側が体力を使う遊びが好きで、しょっちゅうさせられます。

母親より力のある父親の役目、みたいな感じになっているので、余計にパパとはそういう遊びをしたがります。

二人目ができてからは、二人が交互に同じような遊びを求めてくるので、すぐにへばってしまいます。

対処法・気の持ち方としては、

1.この遊びは何回までね、何分までね、と終わりを前もっ決めておく
2.筋トレだと思って、ひたすらやり続ける

です。2.は対処法にはなっていないので、気の持ち方の話ですね。

子供と遊んであげられるし、筋トレもできて、一石二鳥や!!

というマインドで乗り切ります(笑)

飲み物をこぼし、それに対する対応など、突発的に非生産的な作業が発生する

こどもは、ホントによく飲み物や食べ物をこぼします。

「こぼさないでね!」と何回言ってもこぼします。

まあ、こどもだから仕方がないんですけどね。

それでも、牛乳なんかこぼされた日には、イライラしてきちゃいます。

対処法としては、

1.こぼしても大丈夫なように、防水性テーブルクロスを敷いておく
2.こぼしにくい設計のコップやお皿を使う
3.こぼしたものをキャッチできる構造の前掛けを使う

です。

上の商品のように、底がシリコン素材でずれにくいものだったり、

底に吸盤がついていて、ひっくり返らないようになっているものがいいですね。

あとは、くぼみというか、受け皿がついているタイプの前掛けですね。参考にしてください。

子供のことを優先すると家事が一向に片付かない

これはもうしょうがないです。個人的には、家事より子供を優先でいいと思っています。

そして、育児中の家事は完璧にやらなくていいです。

どっちも完璧にやろうとすると、心が病みます。

家の中が散らかり放題だが、それを片付ける気力もないと思います。

ある程度、健康で生きられるくらいであれば、部屋は散らかっててもいいんじゃないでしょうか。

片づけても片づけても、子供は片っ端から色んなもの出してきますし。

そのためには、家事時短サービスやグッズをどんどん取り入れていきましょう。

下記の記事を参考にしてください。

子供が片付けをせず、かたっぱしから、色々出してくる

これはこどもに「片づけ」を教えていく必要があります。

最初はただ口で、言葉で「片づけなさい!」と言っても、どうすればいいか分からないので、

ある程度の年齢になるまでは、一緒に片付けてあげましょう。

一緒に片付けることで、こうやって片付けるのよ、と教えることができます。

片付けに関しては、便利な収納グッズもありますので、下記を参考にしてください。

食事中にちっともじっとしていない

こどもってまだ食べてるのに、すぐどっかいこうとしますよね。

その対処法についてです。

1.テレビで子供番組を見せて、釘付けにする
2.椅子から出れないようなタイプの椅子にする

2.はそもそも子供の身長より高いハイチェアーであれば、自分で降りられませんから、ずっとそこにいることになります。

ローチェアーの場合は、下記の商品のように、前にテーブルがあって、体を固定するバンドがついている、簡単には出られないような椅子がいいですね。

 

寝かしつけてるのに、なかなか寝ない

早く寝てほしいな、と思う時に限って全然寝ませんよね。

そんなときは、子守唄を歌ってあげましょう。

子守唄を入眠の儀式化させてあげると、子守唄を聞いただけで眠りのスイッチが入るようになっていきます。

詳しくは下記記事を参照してください。

下の子が昼寝しているときに、上の子が騒いで起こしてしまう

これもあるあるです。子供はテンションが上がると、すぐに大声出したり、ドタバタ走り回ったりします。

下の子が寝てるから、音を立てないように遊んでね♪

と言っておいても、そんなことすぐに忘れます。

対処法としては、下の子が寝ているのと別の部屋で遊ばせる、外で遊ばせる、ですかね。

上の子の赤ちゃん返りがひどい

これは、親もかなりイライラします。

下の子、赤ちゃんの世話で大変なのに、上の子まで赤ちゃんになってしまうわけですから。

上の子は、下の子が羨ましくて、またママを取られたくなくてとる行動です。

対処法としては、上の子の赤ちゃん返り否定すると悪化するので、とにかく赤ちゃんとして扱ってみる、です。

・同じように哺乳瓶でミルクをあげる
・赤ちゃん言葉で話しかける
・ハイハイさせて「すごいでちゅね!」と赤ちゃんができるとすごい動作を褒める

いくつかやってあげると、満足するのか、元に戻ります。

上の子の心を満たしてあげれば、自然と戻りますので、気の済むまでやらせてあげましょう。

どうしてもしんどくなってしまったら

どうしてもしんどくなってしまったら

その時は、一旦子供から離れて、一人に慣れる時間、自分の時間を確保した方がいいと思います。

一日中ずっと子供と一緒にいることは、やっぱりだいぶしんどいと思います。

中には、「育児が楽しくて楽しくてしょうがない」という人もいるかもしれませんが、

多くの方は、「しんどい」と感じることが一度や二度ではないと思います。

こどもと一緒にいることを「しんどい」と感じるだなんて、自分は親として失格なんじゃないか??

こんなにこどものことを「愛おしい」と思っているのに!!

こうゆう風に思ってしまうのは、あなただけではありません。

私も何十、何百回も思いました。

もう精神的に病んで倒れる寸前の時期なんか、

「自分は父親失格だ」

「こんな自分のところに生まれてきてしまった子供たちが可哀想だ」

「自分のような未熟な人間は、子を持つべきではなかったんだ」

と思って、自分のことを責め続けていました。

まあ、上記のようにずっと考え始めたら、一刻も早く誰か周りに相談するか、精神科を受診した方がよいです。

もはや、まともに育児ができる精神状態ではなくなっています。

そこまでの状態でなければ、夫婦で話し合って、お互いが一人の時間・自分の時間を確保できるように取り決めておくといいですよね。

まとめ

もう一度、育児で感じる父親のしんどさについて、まとめます。

【育児で父親がしんどい理由】
・労働時間が長い日本において、父親は、平日のわずかな時間と土日の休日で、家事や育児に関わらなければならない
・妻よりも家事や育児に関わっていない自分が、育児がしんどい、とは到底言い出せない
・周囲に愚痴や相談できる人が少ない
・仕事も育児も両方頑張ろうとする人ほど、しんどい

また、育児をやる上でしんどい・困ったと感じる場面とその対処法・気の持ち方についても解説しました。

特に、育児中の家事は完璧にこなす必要はないので、うまく時短サービスや便利グッズを使っていくといいでしょう!

また、誰でもよいので、育児に関して相談できる人を作った方がよいです。

自分一人の孤独、または夫婦二人だけで慣れない育児に立ち向かうと、泥沼にはまって精神的に病む確率が上がってしまいます

私も、まだ上手く育児をこなせているとは言えないですが、一人目の子ができたばかりの昔の自分にアドバイスできるなら、今回の記事のことを是非伝えてあげたいですね。

コメント